原爆とパールハーバーの考察
広島・長崎原爆投下とリメンバーパールハーバーについての考察する、日米両国の原爆投下とパールハーバー侵攻に直接携わった人々の意見を直接対比させ、尚且つその奥にある軍部権力者・肯定派識者の思惑を考える
原爆とパールハーバーの考察
日本人は原爆の惨事を繰り返さないために、日本人はNo more HIROSHIMAと言います アメリカ人は、真珠湾での惨事を忘れないために、リメンバーパールハーバーと言います

日本人はNo more HIROSHIMA
(ノーモアヒロシマ) と言います。

アメリカ人はRemember Pearl Harbor
(リメンバー パールハーバー)と言います。

パールハーバー侵攻を決定させたその当時の愚かな指導者の思考
広島・長崎への原爆投下を決定させたその当時の愚かな指導者の思考

まともに戦争が始まると、その国力の差ゆえ、必ず日本が負けることを確信していた賢い上層部は、真珠湾奇襲攻撃で、アメリカ軍に大打撃を与え、戦意を喪失させ短期決戦で一気に戦争を終結させるために実行した。

ソ連軍の日本への侵攻が現実のものとなり、アメリカが先に終戦への決定打をうち戦後処理を有利に運ぶために、広島・長崎に原子爆弾投下を決定した。

真珠湾攻撃を直接行った、兵士の想い
広島・長崎への原爆投下を直接行った兵士の想い

真珠湾攻撃を行った戦闘機乗務員は「真珠湾の作戦に関わり、アメリカに大打撃を与えられた事を今でも誇りに思う」と言う。

原爆投下した、B29エノラゲイの乗員は、「これ以上戦争を長引かせ無いため」に原子爆弾を落とした事を誇りとしている。

原爆被害者が感じるパールハーバー侵攻について
真珠湾遺族が語る、原爆投下について

■原子爆弾の被害者は、
  パールハーバーについて語る

パールハーバーで死んだ大半の人は、軍人である。原爆で死んだ大半の人達は一般市民である。だから許せない。

■パールハーバーでの被害者は、
  原爆について語る。

戦争中に起った事だから許せる。しかし、パールハーバーは戦争が始まる前に起こされた事だから許せない。

所    感

各加害者の声は、一見するとひどい発言に聞こえるかも知れない、しかし、もしこの人達が現状を真摯に受け止め、「自分が直接手を下した」事を思い浮かべ反省したならば「気が狂って悩乱し自殺する」しか無くなってしまうことだろう。
結局「上からの命令で自分は任務を果たしただけ」と心の中で納得することでしかこの世で生きて行くすべは無かったであろう。

又忘れてはならないのは、パールハーバーと核を同じ次元で考えてはならないという事だろう。核は、放射能の影響により戦時中に亡くなった人だけではなく、何世代にも渡り、「死への恐怖の連鎖」を広げ続けていってしまう、と言うところにある。
戦争と何の関係も無い世代が、核が原因で死の恐怖と闘い続けなければならないのである。「核は絶対悪」との哲学が必要であろう。

結局は「誤まった低級な思想を元とした指導者層」の意図に導かれて、苦しみを味あわなければならないのは、被害者であれ加害者であれ、それはいつでも一般庶民であり、 理由が何であれ原因が何であれ、一旦戦争が始まれば「勝っても負けても」苦しみを味わうのはすべて庶民である。
ここをよく理解しないと、核抑止・専守防衛軍備拡張などと誠しやかに語る人間となってしまう。

よく考えてみて欲しい、専守防衛のため軍備拡張などと上のほうから叫んでいる権力者や識者達は、いざ戦争になっても自分自身が血で血を洗う戦場には赴かないのである。彼らは指示を飛ばすだけである。そこに騙されてはならないだろう。

理由の有無に関わらず戦争には絶対に反対しなければならない。
それにはまず、核兵器の使用は絶対悪・犯罪である。との認識が必要だろう。
  

被爆者の声 (広島)
生き残った私がね、何をすることがあるかしら・・と思ったんです。そうした時にね このね、核のね、この悲惨さと、人間が人間を殺しあう愚かさをね、二度とやっちゃいけないって、これを伝えていく役目が私にあるために、私は今、生きているんじゃないかと思うんです。
「 平和への提言 」


「 防衛から信頼へ 」

もし軍隊でミサイルを買う代わりに、乾パンや毛布をたくさん買って軍艦3隻に

詰め込んでおく。

世界中、政治や宗教、主義主張に関係なく何かあったら一番に駆けつけて、

その国の国民のために食べ物や飲み物、暖をあたえる。相手を信頼してあたえる。

アメリカが「世界の警察」なら、日本は「世界の救急車」。 父性ではなく母性で関わる。

莫大な金を使って防衛しなくとも、こんな国を攻めることができるだろうか? 吉井亮介

「 日米両国が有する特別な責任 」

核兵器を使用することの意味や結果を知っているのは、日本だけです。これは、

日本とアメリカにとって特別な責任であると言えるかも知れません。

世界でこの二つの国だけが、核兵器を使用した戦争を経験しているからです。

日米両国は、人類が再び核兵器による大量虐殺を起こさないよう、

先頭に立って努力しなければなりません。

                                 ガルブレイス博士

「 人間革命 」

戦争ほど、残酷なものはない。  戦争ほど悲惨なものはない。

愚かな指導者たちに、ひきいられた国民もまた、まことにあわれである。

平和ほど、尊きものはない。  平和ほど、幸福なものはない。

平和こそ、人類の進むべき、根本の第一歩であらねばならない。

目覚めた民衆の連帯ほど、尊いものはない。

立ち上がった民衆の叫びほど、強いものはない。

虐げられてきた民衆の力をば、引き出し、磨き高め、そして、

結び合っていくことこそ、人類の希望であり、悲願なのである。  池田大作



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